ハンドペイントフラワーモチーフ_ホーローコーヒーポット - アンティーク&モダンフランスイギリスヨーロッパキッチン雑貨

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ハンドペイントフラワーモチーフ_ホーローコーヒーポット

フランスで見つけた珍しいコーヒーポットをご紹介します。
買い付けをしていても、同じデザインのこのポットに出会うことは、ほとんどありません。

手描きの絵柄の色使いやパターンから、ベルギーの工房で造られたものと推測されます。
ハンドペイントのお品は、その都度、微妙な違いが生まれるので、そこが魅力とも言えます。注ぎ口の立体的な形状も重厚感があり個性的。大きめなポットで2.5Lほどの容量があります。

よく使い込まれていて、とても大切にされていたのでしょう。フタとハンドルにリペイントの跡があります。
前オーナーさんの思いを、この先も引き継いでくださる方に出会えますようにー。

■ 生産国 ■	ベルギー（フランス向け輸出品）
■ 年　代 ■	1920年頃（推定）
■ サイズ ■	横幅（注ぎ口～取手）28.3cm×直径15.2cm×高さ23.6cm　重さ720g


裏側です。　サイズ参考（卵：Ｍ玉）	フタのツマミに穴が２箇所、ツマミ、フチには白いペンキでリペイントされた跡があります。

フタの裏側です。フチにはぐるりとリペイントがあります。錆による傷みを押さえたかったのでしょう。	リペイント跡がよく見えるポジション。フタとハンドル上部のエナメルが剥げやすい部分に白ペンキで修復した跡があります。

注ぎ口の様子です。立体的なデザインが施されています。口の先端部分はエナメルが欠けていて錆があります。	ハンドルの下にエナメルの欠けがあります。

表と裏の手描きで描かれたお花柄を見てみましょう。慣れた様子で力を抜いてサササッと描いた雰囲気が伝わって来ますね。色使いも抽象的でバランスが良いと思います。表と裏で絵柄に少し違いがあるのがお解りいただけるかと思います。右の写真には、つぼみが二つ足りません。これはロスかと思われるのですが、右手でハンドルを持つ場合、左の写真が「表」ということになりますので、意図的に描いていないのかもしれません。市場に出てくるこのポットが稀少で資料が少ないため真実はわからないのですが、これも手描きの面白さですね。

内側を覗いてみました。艶は失われ少し錆も見られますが、穴などはありません。	底は艶やかでキレイ。デコールナンバーが手書きで「Ｂ４」と記されています。