ヴィクトリアン_クリスタルカットガラスのビスケットバレル
ヴィクトリアン時代後期のビスケットバレルをご紹介します。
とても厚いクリスタルガラスに深いカットが丁寧に施され、キラキラとした輝きが魅力的です。
フタの装飾も美しく、ヴィクトリアンのクラシックな華やかさ、品格をたたえています。
このバレルを初めて手にしたオーナーは、午後の素敵なお茶の時間を、ビスケットを焼きながらウキウキと心待ちにしたことでしょう。
イギリスのアフタヌーンティーの始まりは、ヴィクトリアン時代前期の1840年頃といわれています。
このバレルが使われていたのは後期頃。その習慣が一般的になった頃といえるかもしれません。
紅茶と共にビスケットの入ったバレルが供されたテーブルでは、女性達の華やいだ話題がつきなかった...そんな優雅な時間が目に浮かびます。

 生産国 イギリス
 年 代 1890年頃
 サイズ ボディ:直径12.7cm×高さ13.8cm(ツマミ含む:16.5cm/ハンドル含む:22.5cm)
フタ:直径9.3cm   重さ:980g

イギリスヴィクトリアン_クリスタルカットガラスビスケットバレル_アンティーク
サイズ参考(卵:M玉)真上からの様子。
持ち運べるようハンドルが付けられています。
フタの装飾の様子。素材はEPNSであると思います。
ツマミにはクラシカルなリーフのデザインが施され、フタには打刻による植物モチーフのエンボスが配されています。
フタ(裏側)の様子。フタは薄いプレート状になっており、ツマミは裏からネジと小さな突起で固定されています。よく見ると磨いた際に生じたと思われる、とても浅いヘアラインが複数本見られます。
フタを開けた状態です。側面から。ハンドルの留め具も丁寧に仕上げられています。
ボディのカットは大胆に深く入れられていて、灯りの下ではキラキラと輝きます。
底にはスターカットが。こちらも大変深くカットが入れられています。それでも、テーブルに置いた状態で気になるようなぐらつきはなく、安定しています。底には、テーブルとの摩擦による小キズと小さなチップが数カ所あります。
また、よく見ると全体にとても小さな気泡が4、5カ所あります。
矢印(→)で示した気泡が、その中で一番大きなものとなります。

販売価格

0円(税込)

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