フロストガラス_ハンドペイント_アザミのビスケットジャー - アンティーク&モダンフランスイギリスヨーロッパキッチン雑貨

フロストガラス_ハンドペイント_アザミのビスケットジャー

フランス。大きな２輪のお花が印象的なガラスのビスケットジャー（ビスケットバレル、クッキージャー）をご紹介します。

ボディのガラスは、乳白色のフロスト（くもり）加工、デフォルメされたアザミのお花が上へ上へと伸びやかに咲き誇る力強いイメージで描かれています。
ハンドルとフタには、アールヌーボーを思わせるアカンサスの葉がしなやかな曲線を描くように施されています。

ロレーヌ地方の都市ナンシーの紋章である聖花アザミ。同じくこの都市で花開いた装飾様式アールヌーボー。
この地域に、こちらのお品が関わりがあったのかは今となってはわかりませんが、何らかのゆかりがあったのかもしれないですね。

フタは、デザインが符合していることから違和感はないのですが、残念なことにサイズが違うため、オリジナルではないと思われます。
以下の写真にてお確かめ下さいませ。


葉の彩色はデリケートで、かすれた箇所やキズついた箇所（スクラッチ）があります。

背面です。　サイズ参考（卵：Ｍ玉）　　　　　　　　　　　フロスト（くもり）加工の液剤をガラスをくるくると回しながら塗った刷毛跡がわかります。　　　　　　　　　　　当時の技法がうかがえますね。

側面です。

上から見てみました。

	フタの内側。

ハンドルの様子です。プレス加工で造形されています。

ボディ内側の様子。ガラスは艶やかでキズはありません。	リムにはメッキの剥がれにより黒ずみがあります。

お花はエナメル彩で描かれています。◯で囲んだ部分に彩色のカケがあります。	◯で囲んだ部分は、ハンドルが当たる箇所の様子です。

こちらも、ハンドルが当たる箇所の様子。	フロストガラスは、ところどころに擦れた部分があります。

フロストガラスの様子です。ところどころに擦れたようになっている箇所があります。

フタのサイズが合っていないため、前後左右に１cmほど動きます。