シダ(羊歯)とフラワーガーランドのグラビュールビスケットジャー
フランス。シンプルなデザインをベースに、植物が印象的に彫られたビスケットジャー。
透明度の高いガラスに、束ねられたシダやお花などが、側面まで流れるように彫られています。
1800年代半ば頃、イギリスではシダやランを栽培することの出来る「ウォードの箱(木製ガラス容器)」が流行しました。その後、フランスをはじめとする西ヨーロッパ、アメリカへも室内観葉として広がったようです。
当時以降、森の植物シダをモチーフとしたデザインが見られるのは、このような流行による背景が手伝ったのかもしれませんね。
フタ、ハンドルなど金属部には、点々とメッキの剥げがあります。写真でご確認下さい。
香ばしく焼き上げたお手製のビスケットをたっぷりと入れて、テーブルへ。
家族の笑顔に包まれ、きっと、楽しいティータイムを過ごしてきたことでしょう。

 生産国 フランス
 年 代 1930年前後
 サイズ 直径13.2cm×高さ18cm(ハンドル含む:27.5cm) 重さ590g

アンティーク_ガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世
サイズ参考(卵:M玉)  表と裏です。
アンティーク_ガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世
ハンドル部とフタの様子です。細かく点々としたメッキの剥がれがあります。
アンティーク_リボン_ローレルガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世アンティーク_ガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世
側面の様子ハンドル下に、メーカーズマークがあります。
アンティーク_リボン_ローレルガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世アンティーク_ガーランド_グラビュール_ビスケットジャー_ビスケットバレル_クッキー_ルイ16世
全体的に複数の小さな気泡が見られます。○で囲んだものが一番大きな気泡です。 フタを開けてみました。内側はキズもなくキレイ。
シダ、フラワーモチーフのガーランドが、側面へ流れるように彫られています。ガラスはゆらゆらとしていて、良い味わい。よく見ると、ちらほらと表面上の浅い小キズはあるようです。
底面には、○で囲んだ中に黒い小さな粒の混入物があります。

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