[Legras] ハンドペイント_アネモネのビスケットジャー - アンティーク&モダンフランスイギリスヨーロッパキッチン雑貨

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[Legras] ハンドペイント_アネモネのビスケットジャー

フランス。アールヌーヴォーの芸術運動が華やかなりし頃、パリにアートガラス工房を構えていたLegras（ルグラ）のビスケットジャーをご紹介します。

ルグラ社は、フランソワ‐テオドール・ルグラ（François-ThéodoreLegras）によって創設されたガレやドームなどと肩を並べる広大な工房でした。

彼は10代の頃はヴォージュの森で木こりとして過ごしていましたが、20歳の頃にClaireyのガラス工場にてガラス職人として修行をした後パリに向かい、街の北にあるサン・ドニのガラス工房に勤め始めました。
その後３年の内に取締役にまで昇格。当時はとても小さな工房を1300人ほどもの職人をかかえる大企業に育て上げたビジネスの才能あふれる天才でもあったようです。

ルグラ社のガラス製品は技術が大変高く、家庭用のガラス器から芸術的な装飾ガラスまで多種多様で幅広く、1920年頃に工房が買収されるまで、当時の万博では高い芸術性で数々の名誉ある賞を受賞し歴史にもその名を刻みました。

こちらのビスケットジャーは、ガラスはグリーングラデーションのフロストガラス。光に透過されると下へ行くほどに鮮やかなグリーン色となり、その発色の美しさに魅了されます。
ハンドペイントで彩られたエナメル彩の豊かな表情をみせるアネモネ。

コンディションは大変よく、特記すべき箇所はありません。お写真にてご確認くださいね。

華やかな芸術の花開いた装飾ガラスの時代のお品。これから先もずっとその美しさを静かにたたえて…

■ 生産国 ■	フランス
■ 年　代 ■	1880〜1910年頃（推定）
■ サイズ ■	直径約12cm×高さ約18.5cm（ハンドル含む：22.5cm）　重さ785g