アカンサスとリボンガーランドのクリスタルカットガラスビスケットジャー - アンティーク&モダンフランスイギリスヨーロッパキッチン雑貨

ホーム > Antique アンティーク > Glass ガラス（アンティーク）
ホーム > Antique アンティーク > Glass ガラス（アンティーク）

アカンサスとリボンガーランドのクリスタルカットガラスビスケットジャー

フランスで出会った、ルイ16世スタイルの気品溢れるガラスのビスケットジャーをご紹介します。

メタルアルジャンテ（銀メッキ）が施された金属部分には、アカンサスとリボンの細やかな装飾が施されています。
ハンドルは、ドレスを着たご婦人の首元を華やかに演出してくれるチョーカーのよう。
その全体的なシルエットは優美な曲線が多用され、女性のボディラインのようなしなやかさを感じます。

宙吹きにより成形された透明度の高いガラスのボディには、様々な角度で深いカットが施されており、光の入り方によってキラキラと眩い輝きを放ちます。
目立つものではありませんが、彫り損じたと思われる箇所が、一箇所のみあります。写真にて、ご確認くださいね。

通常、ビスケットジャーのバランスはコロンとした愛らしい雰囲気のお品が多い中、こちらは背が高く凛とした立ち姿がとても印象的です。

遠い昔、どのような女性が所有していたのでしょう...。お品の持つイメージが語る通り高貴なご婦人なのでしょうか。
甘い香り漂う優雅なおしゃべりの時間を、このビスケットジャーは見つめて来たのかもしれませんね。

■ 生産国 ■	フランス（推定）
■ 年　代 ■	1900～1930年頃（推定）
■ サイズ ■	直径13.5cm×高さ23cm（ハンドル含む：29.6cm）　重さ790g



サイズ参考（卵：Ｌ玉）



フチ周りに施された装飾、リボンガーランドの様子です。

ハンドルにはアカンサスの装飾が施されています。	ハンドルの内側には、ホールマークのような刻印が。

刻印を近くで。じっくりと観察しましたが...判別不能です。	フタを開けてみました。フチ周りの様子です。

ボディ内側です。キズもなく、とても綺麗です。	フタの様子です。ツマミにはアカンサスが施されています。メッキのコンディションは良いですが、薄っすらと地金の真鍮色が感じられる微細な箇所もあります。

よくよく見ると、フタの表面には薄っすらとした黒ずみがある箇所、磨いた際の摩擦による極微細な小キズがあります。	ツマミを近くでじっくりと。プレスにて成型されていることが分かります。

フタの内側です。	底の様子。テーブルとの擦れで出来た小キズは少ないです。この角度から見ると、ガラスが少しゆらゆらとしていることが分かりますね。

ボディ表面。微細な小キズはあるようですが、肉眼で確認できるようなものはほとんどありません。矢印で示した箇所は、角度によりようやく確認できる感じです。	ガラスの気泡は少なめです。○内のものが一番大きなものとなります。

彫り損じ箇所（矢印）です。