Jar(保存瓶)について


「常備菜を作ろう!」と思い立って、ヨーロッパのJar(保存瓶)をあれこれと集め始めた頃、とても気になることがありました。


それは、汚れ(くもり)やキズ、歪みが多いこと。
日本の基準では、新品である場合、このような状態のものがないのが当然ですし、納得がいかなかったのです。


汚れは洗えばとれますし、使っていれば、そのうちキズも入るかもしれません。いや、それにしても、あらかじめ入っているのは問題です。
Jarは日常的に頻繁に使うもの。新品を購入するのですから、キレイな状態のものが通常なのでは?と思ったのです。


お店を開店するにあたって仕入れを始めると、やはりあります、汚れとキズ。
そこで、製造元(メーカーさん)に問い合わせることにしました。


 それぞれの製造元へ連絡をとったところ、集約すると以下のような答えが返ってきました。

Jar(保存瓶)は、高級品ではなく、一般家庭で購入いただく日用品として、大量生産されるものです。ヨーロッパでは、多くがスーパーなどで販売されています。
その製造方法は、ほとんどの場合がプレスまたはモールド成型といわれる手法で作られており、その型が古くなることによって、キズや歪みが生じてきます。また、汚れ(くもり)に関しては、ガラスを冷却して仕上げる際に、水滴汚れ・くもり現象のような状態が起こります。(この汚れに関しては、洗浄するとキレイに落ちます。)
そのため、多くの製品には、いずれかの状態が発生します。これらの状態は良品の範囲として出荷、輸出しており、不良品ではありません。


日本の工場であれば、このような状態のものは流通せず弾かれているかと思われるのですが、日用品を大量生産する場合の日本とヨーロッパの管理基準や価値観の違い...だと思うのです。


以上のことから当店では、これらの状態を不良品とはしないこととさせて頂きました。
お買い求めの前に、どうぞご理解ください。


ヨーロッパの工場にて、歴史ある手法によって製造された商品です。
ガラスの製造方法としては、アンティークのそれと変わらないまま現在に至っていることが原因で起こっていることのようです。
フランス人らしさ、イタリア人らしさを感じて頂ければ、と考えています。